小説引用文 名言 名台詞 (堀晃)
「私は以前、あるパラドックス――というほどのものではありませんが――奇妙な理屈に引っかかったことがあります。宇宙考古学で、特に私たちが調査している、滅亡した種族の調査では、遺跡学がそのまま歴史学と考えてもいいと思います。その種族の歴史の再構成を目的に、長い時間をかけて、遺跡を踏査し発掘する。時間をかければかけるほど過去の姿は明瞭になるのですが、同時に私たちはその”過去”からさらに遠ざかっている。時間的に遠ざかるほど過去が明瞭になるのはどういうことか……それが不思議だったのです」
- 遺跡の声
- 4488722024
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